’00.10.14

朝晩は寒いくらいですが、日が差すとまだまだ汗ばむような日です。今日は主人の話しをゆっくりと聞くことにします。
渋谷の駅前で盲導犬に会ったそうです。そのご主人を見ると、あっこの前テレビで見た人だ。なんでも8歳になる盲導犬とわかれる日までの話を、ドキュメント風に放送した番組です。
永年の歩行で後ろ足を悪くし、まだ盲導犬として活躍できるんですが、ご主人の考えで早めの引退をさせ、一般の人に引き取ってもらうまでの涙のお話でした。ご主人は声楽家で全国を盲導犬と旅して、いよいよわかれる日の映像は涙なしでは見れなかったそうです。

そのご主人が新しい盲導犬と、渋谷の駅前を歩いているのに遭遇したというのです。わたしの主人は思わず話しかけたそうです。「新しいラブちゃんが来たんですね。テレビを見ましたよ」。
そのご主人は山手線を乗り継いで水道橋駅で降りたそうですが、その間わたしの主人はずっと盲導犬の黄ラブを観察したそうです。主人のことですからわざわざ付いていったのかと思いましたら、たまたま方向が一緒だったので観察できたのだと言ってました。

まだ若いラブで、電車の中ではご主人が自分のそばで伏せるよう指導していたそうですが、やはりすごい集中力と自制力に主人はほとほと感じ入ったそうです。
それにひきかえ、ラムは・・・・そろそろくるんじゃ〜ないかと覚悟をしてましたが、わたしと比較してはかわいそうというもんです。それにしても集中力と自制力ですか。集中力は自信あるんですが、自制力はからっきしダメです。訓練そして素質なんでしょうかね。

わたしからこのお転婆振りを取ったら、多分みんなはつまんないと思いますよ。1日中伏せをして、なにかあるまで待っているようなわたしを想像してください。適当にかまわれて、それに反応するから可愛いのと違います。ねえご主人様。