近況 (’04.12.18)

この一ヶ月間、犬達にとって比較的快適な日々が続いています。11月25日頃から4回目のヒートが始まりました。前回から8ヶ月の間隔ですから、順調なサイクルと言えるでしょう。
ブリーディングを考えるならそろそろの時期ですが、いろんなことを考えるとそこまでは決心がつきません。

体重も31.5キロを維持できていて、最近はお腹の調子もいいようです。夏の換毛の管理も旨くいったこともあって、気になるふけも出ていません。
運動量はサリーにとってどれ位がいいのか悩むところですが、毎朝20分程度のボール投げを含むフリーランと午前中4キロの散歩、午後は30分程度のフリーランと訓練科目の練習やラウンドの練習をしています。
後足の筋肉のつき具合をみると、素人判断ですがそこそこについているので、運動量はこの程度でいいのかなと思っています。

ラウンドの練習では、やはりトロットの走りが遅いように思います。速く走るとギャロップになってしまうところをみると、ラウンドには注意が必要なようです。
前にも指摘があった後足の蹴りが少ないので、トロットの走りも遅くなるのでしょうか。
以前自転車引きで速く走る練習を試みましたが、旨くいきませんでした。速く走れるようになる練習はないものでしょうか。
また、遊びの延長でフリーステイさせるとかなり体に活気あるのですが、構えてさせるとどうも萎縮して、体に活気がないように見えます。

こんなことが気になるのも、一ヵ月後に久し振りに千葉インターに出陳を予定しているからでしょうか。これからは些事を気にせず、あるがままのサリーと楽しめるドッグショーにしたいと決心したのですが・・・。


近況 (’04.11.3)

暑い暑い夏が終わり爽やかな秋がくるかと思いきや、梅雨に逆戻りしたような長雨。太平洋高気圧の勢力が強くって秋雨前線が動けず、おまけに発生した台風はこの高気圧のふちを回って日本に直撃、雨の毎日で犬達も十分な運動ができなくって、ストレスが溜まりっぱなしなようです。

そんな雨の合間をぬって訓練課目の練習をした甲斐があって、サリーは10月末にCD3、CDXの試験に受かることができました。何にもましてうれしいのは、飼い主の私が指導手になって受かったということです。
サリーにとっては長い時間緊張と集中を持続できたこと、私にとってはサリーが私を信頼して従ってくれたことが大きな収穫です。

毎回課目練習の後サリーのすきなボールを手に持って、ラウンドとフリーステイの練習を入れることにしています。
ラウンドをして改めて分かったことは、サリーのトロットの走りはあまり早くなく、速く走るとギャロップになってしまうことです。ギャロップをしてでも私についてこようとすることは、以前にはなかったことで、大きな進歩と思いました。
またボールをもってのフリーステイは、長い時間集中させる練習に有効ではないかと思います。

体重も31.5キロを維持できていて、サリーにとっても動きやすいウエイトのようです。サリーの動きと集中力をみて、また少しドッグショーに出て遊んでみたい気持ちになりました。


近況 (’04.9.23)

例年にない暑い夏でしたが、9月になっても真夏日が続き、特に黒ラブのサリーにとってはさぞ辛かったろうと思います。幸い換毛も体調も順調に過ごすことができました。
体重も7月末から32キロを維持することができ、現在は31.5キロです。サリーにとってはこれくらいの体重が、ベストウエイトなのかもしれません。

夏の間は涼しくなった夕方を見計らって、訓練課目の練習をしました。
練習をして感じたことは、課目をマスターすることが、集中力を高めるのに随分役立つことがわかりました。
課目の規定動作を正しくマスターすることは、集中力がないと、メリハリの効いた正しい動作ができません。
メリハリの効いた動きを練習させることが、指導手の指示に集中させることになり、ひいては指導手の動きに、集中するようになったのではないかと思います。

日常の生活でも、私の動きに集中するようになったように思います。意識して遊んでやることが私への関心を高めたのか、訓練の指導手として私に集中してくれているのか、どちらが効果があったのか分かりません。
しかいサリーは、この人間と付き合うと面白い、と思ってくれるようになったのは確かなようです。

サリーには、本格的なショーマナーを教えてやったことがありません。ハンドラーに集中させることが、ショーマナーの基本であるとするなら、訓練課目を練習することは、集中力を高めるのに間違いなく役に立つと思います。
最近はたまにするフリーステイの集中力も、以前にくらべ随分高くなったように感じます。


近況(’04.7.11)

4月はじめに、37キロまで肥らせてしまったサリーの減量作戦を開始して、3ヶ月が経過しました。
フードの量を減らし、運動は足の負担を軽くするために、草の上での自由運動を中心にしました。
訓練士さんのアドバイスでは、体重オーバーなので、好きなボールを持たせてうろうろ一人で動き回るだけで、十分な運動になるとのことでした。

現在の体重が32.5キロ、換毛の時期で毛が少なくなっていることもありますが、見るからに体が引き締まった感じがします。それにも増して、体の動きが敏捷になったことです。
体重が増えるに伴っておっとりとした動作になって、年齢からくる落ち着きと思っていましたが、今ではまた一年前の活発な動きに戻ったような気がします。

その犬にとってベストの体重はどれぐらいがいいのか悩むところです。体を曲げた時あばら骨が見える位がいいとも言われますが、今の様子から見てあばら骨は見えませんが、サリーにとっては32キロ前後がいいのではないかと思います。

訓練士さんのアドバイスでは、年間を通してベストと決めた体重を維持するのは、なかなか難しいと言われました。状況によって、毎日一掴みのフードを加減してやっているとも言ってました。
日頃は体重を抑え目にしておいて、ショーのタイミングをみて一週間前ぐらいから体重を乗せてやるとも聞きました。

体調のバロメータとして一番分かりやすい体重、定期的に計測管理して、特に暑いこの夏を乗り切りたいと思います。


近況(’04.4.30)

サリーにとってどれぐらいがベスト体重か。一ヶ月前に35キロと聞いて、見た目より重いなと言う程度で、食餌は減らしましたが余り深刻には考えていませんでした。
少し運動量も増やした方がいいのではと、自転車引きの距離も伸ばしました。実際の体重をあまり考えなく、見た目がっしりしたラブをイメージしながら。

体重オーバーに自転車引きが災いしたのか、左前肢をかばうような歩行をしはじめて、あわてて散歩も控え様子をみました。そんな折、サリーがお世話になった訓練士さんと話すことができ、明らかに体重オーバーによる故障を指摘されました。
案の定足は回復したものの、PDの審査会では走りません、いや体が重くって走れないのでしょう。

前肢と後肢の体重のかかる比率は6対4位と言われています。胸の厚いラブの場合は、前肢に掛かる比重はもっと大きいのかもしれません。したがって体重オーバーは前肢の故障につながって、厄介なことになると訓練士さんからも注意されました。油断はできませんが、サリーの回復も早くって幸いでした。

この2週の摂取カロリーを減らし、土の上での軽めの運動にして様子を見ています。体重35.5キロで、まだまだ肥りすぎのようです。
サリーのベスト体重がどれくらいなものか、サリーの動きを見ながら管理してゆきたいと思います。


近況(’04.3.23)

3月も下旬、今年は早々と桜の開花宣言が出て春の到来を告げたかと思うと、真冬のような天気に逆戻り、雪まで降って犬の体調管理も気を抜けません。
そんな矢先、20日から出血の始まったサリー、3度目のヒートです。一回目は12ヶ月齢の時、2回目は9ヵ月後、そして今回の3回目は6ヵ月後ということで周期がすこしづつ早くなっています。
時を同じくしてめずらしく下痢、夜中に失禁したようで、朝気がついて庭に出すとすぐの下痢便、その後水のような便を2回ほどしました。
餌を少し軽めにして様子をみましたが幸い1日で回復、心当たる原因も分からず、急激な気候の変化のためかと思ったりしています。
(牝なのでヒートは仕方ありませんが、周期が定まらないと予定も立てにくく難儀をします。出血があって、12、13日目が受胎の可能性が高く、その後2週間程度でヒートが終わるとあります。前回は最終までうすい出血がありました。)

体重が35Kgまでなって、フード(ナチュラル バランス)を400gに落としました。この一ヶ月の運動は、自転車引き(普通4Kmで、週一回8Km)を続けています。
チョークチェーンをつけての脚側行進はできるだけ毎日やるようにして、最近は余り私から遅れずに走ってくれるようになりました。私が相手でも、少しは訓練モードになってくれたようです。

ステイの練習は、機会を見て外でも家の中でもやるようにしています。ボール、ビニールの袋、紙を丸めたもの、そしておやつなどサリーが興味を持つものを手にして、「ステイ」と言いながらアイコンタクトをして集中させるようにしています。
顔全体を手元に集中してくれるといささか様になるのですが、なにせ上目遣いの得意なサリーなので、なかなか見栄えのいい形にはなりません。
日常の何気ない仕草の中に、ステイのコマンドでこんなポーズをしてくれるといいのだがと思うことがあります。無理に形を作るのでなく、ステイはありのままのサリーを見てもらう、フリーステイにしようと思います。

当面の出陳予定は、ヒートが終わることを願って、4月17、18日のPD日本チャンピオン決定審査会を予定しています。


近況 (’04.2.28)

私のハンドリングもさることながら、サリーのショーマナーは入っているのだろうか、サリーの何が欠点で何が長所なんだろうか、私に先生がいれば教えてもらうこともできるのでしょうが、暗中模索の私にとってはせめて間違った知識で、船丘に登らなければいいがと願うばかりです。

ラウンドするサリーのスピードが前から気になっていますが、どうも淡々としてマイペースの走りです。
こればかりはハンドラーのどんな走り方でも、頭一つぐらい先に行って、嬉々として走るサリーであって欲しいと思っています。
その試みに、基本に戻ってチョークチェーンを着けての脚側行進を、速度を変えてはじめてみました。
やってよかったことは、私に対するサリーの緊張感がないことの発見でした。教える時のめりはりを、ついつい何時も一緒に居ると忘れてしまうので、指導手の主人といつもの主人の切り替えができてないようです。

ステイ(立って待て)についても、完璧には程遠い状況にあります。ハンドラーのコマンドが解けるまで、喜んで集中して居れる訓練を積みたいと思っています。

私のそんな勝手な希望とは別に忘れてならないことは、「幸せな気持ちになった時、指導手に従う」 「盲導犬にはどの犬もなれる、ただその仕事を喜んでするかどうか」というサリーの気持ちです。


近況(’04.1.30)

サリーをオーナーハンドリングして、PDに1回、JKCに5回出場してきました。何事も経験を積まなければ分からないと、できるだけ機会を掴んではドッグショーに出場してきました。
ショーを楽しみ、サリーとコミュニケーションをとって、共同作業をすることを目的に始めたショーの出陳ですが、できることであればサリーをチャンピオン犬にしたいという願望もあります。

審査でいい結果を得るには、その時の偶然と幸運だけでなく、そのための日頃の心掛けが必要です。サリーのショーマナー、サリーとの気持ちの疎通、ハンドラーの心得を習得することが大事で、その積み重ねの上にショーでいい結果がでれば、家庭犬の飼い主としては、それが一番うれしいことではないかと思います。

サリーがショードッグとしてJKCがいう、持って生まれたタイプ、サウンドネス、クオリティが備わっているか私には分かりません。小さい時なのであまり当てにはできないのでしょうが、ジュニアクラス時代にあげたオーバースペシャルが、唯一の拠りどころです。
サリーにその素地があるのであれば、日頃の食餌や運動で、ショーにでれる体にしてやりたいと思って管理しています。どんな体つきがいいのか、私にとってはショーで下される審査の結果をみながら、よいとされる犬を見て勉強するしかありません。

サリーにショーマナーを入れることや、いかにサリーのよさを引き出してやるかは、ハンドラーの私の仕事です。
見よう見まねでサリーを引くことはできますが、どうすればサリーのいいところを引き出せるか、ジャッジにアピールできるか、専門的な勉強をしていない私にとっては、サリーをよく観察して、経験を積むしかないようです。
偶然同じ時に撮った2枚の写真を比較して、ポーズひとつにしてもこんなにも違って見えることに驚きました。こんなこと一つを取ってみても、サリー共々勉強しなければとの感を強くした次第です。

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