近況 (’06.10.27)

秋たけなわ、犬たけなわのサリーにとっては、落ち着いては居ますがチャンスがあれば体を動かしたいとうずうずしているのが良く分かります。
ショーシーズンになりましたが、以前ほど参加することへの衝動がなくなったのは年のせいでしょうか。ヒートも終わり、サリーのコンディションは悪くはありません。


このまま朝晩の散歩では飽き足らない主人とサリーです、二人してダンスまがいの遊びをすることにしました。本格的に教えてくれるとことがあれば、出掛けてゆきたいところです。

ダンスもウェブサイトで調べて見る限りではオビディエンスの延長にあるようで、よく見ると指導手の踊りの中に犬に対しての視符がはいっています。
今のところサリーとは声視符を大いに使って半ば遊びながら動いている状態ですが、これがサリーにとってはなかなか楽しいようです。

残念ながら右肩を痛めて、ぎこちない私の動きに一生懸命ついていこうとするサリーを見て、これはひょっとして面白いことになるんではと先行きを楽しみにしているところです。



近況 (’06.9.25)

犬にとってつらい夏も終わり、気温と湿度の低い過ごしやすい日が多くなりました。犬生の充実期の真っ只中にいるサリーを見ていてもさほど感じませんが、一緒にいる10才になるラムを見ているとよく分かります。
原っぱでフリーにしてやったときのラムの動きが活発になり、過ごしやすい気候の到来を体から喜んでいるように見えます。
今まで控えめにしていたフードの量も、徐々に増やしています。今の体重は31.5キロとサリーにとってはいい状態です。

思い起こせば4年前の11月、何も分からないままに出陳したドッグショーでMCCカードをもらい、CHの資格がとれる4年の間にCCカードを3枚取ることを励みにその後もショーへ出陳してきましたが、その4年も間もなく過ぎようとしています。
今年のショーシーズンも始まりましたが、これからも可能な限り機会をみつけて、サリーとドッグショーに参加して遊びたいと思っています。

間もなくサリーのヒートが始まります。一度サリーのブリーディングに挑戦しましたが、失敗しました。いろいろ考えての末のブリーディングの挑戦でしたが、今となって失敗したことが幸いだったと思っています。
前のようにサリーの子を採ってみたいという気持ちも募りますが、サリーの年齢的なこともあり、もうブリーディングに挑戦することはないでしょう。(その理由は「ラムの喫茶室」に少し触れています)


近況(’06.8.25)

6月、7月の長雨、8月にはいってから急に夏らしくなって猛暑の連続、そしてこのところの不安定な天気、今年の夏は犬にとってはつらい季節となりました。

幸いサリーは体調を崩すこともなく、食欲もあって元気な毎日を過ごすことができています。
ただいままでの経験から、おやつでもらっていたスイカやキュウリ、梨のような夏の味覚は、軟便をきたすので食べさせることができません。

フードを減らす代わりに入れてやったゆでキャベツさえも、何日目かには軟便をもたらし、フード以外は食べさせないことにしています。
牛もアレルギーで下痢をすることがわかり、ストレス解消にもなると食べさせていたアキレス腱も食べることができません。

運動も雨の日や日の射す暑い日が多く、その上飼い主の野暮用が多かったりして十分ではありません。それでも朝晩の涼しいときを見計らって、短い時間ではありますが運動をさせるように心掛けています。

そんな状態の中で体重も32キロを維持できていて、換毛も順調にすすんで毛の状態も良好です。夏場はあまり目立たないはずの、背中から腰にかけてのカールがやけに気になります。
サリー、4才の夏、犬生で一番充実した時期なんでしょうか。


近況 (’06.7.15)

今年の梅雨は雨が降らないかわり、薄日の差す蒸し暑い日が続きます。雨は5月に毎日のように降ったからという訳でもないでしょうが、いずれにしても犬にとっては辛い毎日です。

こんな時期は涼しい川原や高原に行って、運動を兼ねてストレスの解消をしてやれるといいのですが、飼い主の体力がないこともあってそうもいきません。
極力運動量を確保してやろうと努めるのですが、一般家庭では限界があります。
幸い家の裏に原っぱがあるので、適当に雑草を刈ってやり、ボール相手に走り回っています。
サリーは草アレルギーもなく、短く刈った雑草には葉ダニのつくこともないので助かります。
早朝に原っぱを走り回ると、胸からお腹にかけて朝露がびっしょりつくので、これも体を毎日拭いてやるきっかけになっていいのかなと思っています。
ボールを使って、隠したり投げる振りをしてボールに集中させたり緊張感をもたせたりして、日中のぼんやり寝てばかりいる弛んだ気持ちを引き締めているのですが、どれ位の効果があるものなのか。

体重も32キロを維持して、体調はいいようです。フードを少なくした分茹でたキャベツを混ぜてやっています。口に入れては吐き出してフードだけを選んで食べてますが、最後には仕方なく全部食べています。
これから厳しい暑さの本格的な夏になりますが、体調の管理には一層気をつけて過ごしたいものです。


近況 (’06.6.21)

ショーシーズンも終わって梅雨の鬱陶しい季節になりました。毎年のことではありますが、これからの時期犬の管理には一段と気を配らねばなりません。

換毛もほぼ終わったサリー、体重は32.5キロとほぼベスト・ウエイトに近い状態を維持しています。体調で気になる所はありませんが、目やにが結構出る子です。変な目やにではないので、単に代謝がいいのだろうと思い気にしながら注意しています。

サリーも4才半になります。落ち着いてはいますが、興味の方は一向に衰えません。人を困らせるいたずらも、顔色をみながらうれしそうにします。一喝するとあっさりと止めてしまします。
その後すまなさそうな態度で機嫌をとりに来るので、「よし」と言うと安心したように陽気なサリーに戻ります。人間と共生していく性格は、素人目に見ても全く問題はなさそうです。

アンダーコートを落として体形がはっきりわかる今の時期、ショーシーズンとは違って少し冷静に、客観的にサリーの体形を見ることができます。
「オーナーハンドリング・・・」のところでも触れたように、サリーの体構成についてはいくつかの欠点があるようですが、性格、バランスなどそれを上回るものをもっていれば「いい犬」ということでしょう。冷静に客観的にみて、はたしてサリーはどんなものなんでしょうか。


近況 (’06.4.15)

桜も散って暖かい日もありますが、今日は寒の戻りというのでしょうか寒い一日となりました。サリーの体調も安定しまだ換毛は始まっていませんが、体重が1キロ程ふえ33.5キロあります。ちょっと重すぎかなと思いますが、見た目、動きはいつもと変わりません。

数日前に専門家の「犬の基本構成」の話を伺う機会がありました。特に前肢、後肢の構成を理解することは、スタンディングポーズをとる上で参考になります。立姿にしろ歩様にしろ、あるがままのサリーをジャッジングしてもらうことが大切だと思いました。

サリーの自然なスタンディングポーズがどんなものかと思っていた時、偶然前方に犬を見つけ自然につくった立姿を撮ることができました。
良くも悪くも、これがサリーの体の構成からできる自然なスタンディングポーズです。
ショー会場や写真では、ハンドラーの胸元あたりに置いた手を見上げるラブの姿を良く見かけます。ラブのスタンディングポーズは、何となくそんなもんだと思っていました。
しかし犬の構成からすると、顔を上げることで肩甲骨が寝て前肢が傾斜し、トップラインが前傾(背中が落ちる)し腰が上がった状態になって、自然な立姿を壊してしまっていることを教えられました。
しきりと、いまはやりの「イナバウワー状態」になるのはよくないと言ってました。(下の’06.1.19のサリーがこの状態になっています)

後脚は「飛端から下は地面と垂直」にすると、大腿骨も中足骨と平行なため地面と垂直になります。重力の関係で前肢も後肢も地面に垂直に立つのが、体重を支えるのにはもっとも自然な形なのでしょう。

またトロットは、体の構成がつくるその犬の自然な歩様が見られる速度だそうです。トロットで無理に早く歩かせることは、サリーの体の構成を正しく見せることができないことも教えられました。
トロットでの歩き方をみることで、肩甲骨と上腕骨、寛骨と大腿骨のアンギュレイション(角度)が正確かどうかわかります。
テンションの高さがトロットの速さと誤解して、前の犬について行こうとサリーを置いてきぼりにして、私だけが速く走るようなことは大いに反省です。
テンションが高い時は自ずと歩様も元気がありますが、トロットが早いこととは別物のようです。

プロのハンドラーの中でラウンドしていると、どうしても全体のテンポに付いていこうとしてしまします。自分勝手は論外ですが、サリーをみせるとは、サリーの体の構成を見てもらえるテンポでハンドリングすることだと思いました。
その結果私とサリーの動きが一体となって、楽しくショーイングできることが見た目も綺麗だし、見ている人にも感動を与えるのだと思います。


近況 (’06.2.8)

雪が降ったり、暖かい日があったり、立春を過ぎて着実に春に向かっているのでしょうが今年は寒いです。サリーの体調もよく、安定した日を送っています。

サリーと一層のコミュニケーションを取ることを目的に始めたドッグショー、会場での共同作業はあっという間の時間でしかありませんが、その準備のための練習にはたっぷりと時間が取れます。
私にとっては審査という短い時間に、サリーと集中して意思疎通を図るため、練習と言う時間を通してサリーとコミュニケーションを深めていくことが、ドッグショーに出陳する意義のように思っています。
そういう点で、私やサリーの状況が許す限り、ドッグショーはこれからも楽しんでゆきたいものだと思います。

さて、その練習ですが、最近のサリーは私と楽しんで取り組んでくれるのが何よりうれしくなります。
その楽しさやうれしさが、サリーの体に出てくれるといいのですが、ハンドラーとしてはこれがなかなか難しい作業です。
オーナーハンドラーですから、私と一緒にいるだけでうれしいと体現してくれるといいのですが、時と場合でなかなかそうしてくれないのが悩ましいところです。
手を変え品を変え、サリーのご機嫌を取りながら意思の疎通を図る毎日です。

練習風景ー解説
 始める前サリーはあくび一発、緊張のためか嫌だな〜といっているのか。
 どうもサリーの体からは楽しそうな雰囲気がでてない。集中はしてくれる。
 どうしたのと聞くと、何だよ〜と聞き直すサリー。
 リラックス、リラックスとすると、バカなことをしてとやっと尻尾を振る。
 サリーに意思を伝えるには、恥じも外聞もなく気持ちを表さないと伝わらないようだ。
 リードの裁きが悪い。もたもたしているのをみて、今から走るの、そうと自分から走りだす。



近況 (’06.1.19)

ここ千葉も1月に入って、めっきり寒さも厳しくなりました。今年の冬は晴天が続きますが、例年になく気温は低いです。サリーの体調もよく、体重も32.5キロを維持しています。
コートも安定してきて、サリーにとってもこれから3月頃まではダブルコートのフックラとした体形になります。

ショーイングの練習は、大体朝食前にすることにしています。サリーの練習というよりも、私のハンドリングの練習が中心です。
練習をしていて分かったことは、「ステイ」のコマンドを発すると、サリーはたちまちテンションが下がることです。きっと訓練のコマンドのことを思い出すのでしょう。
ハンドリングとはサリーの最高のポーズを作り出すことであって、コマンドによってサリーに最高のポーズを求めることではないと知りました。今更ながら、これも私にとっては大きな発見です。

サリーのラウンドは、そのスピードが遅いことが気になっています。リードで引っ張るような形になることもありますが、これもハンドラーがサリーのスピードに合わせることが必要と知りました。
ラウンドは正にサリーとの呼吸がぴったり合って、一緒に楽しくリンクを走るのが理想で、そんなラウンドができるよう練習をしています。

ハントリングの見た目より、サリーの見た目をどうしたらよく見えるか、そのことの方がどれだけ大事かを知りました。
私一人でできることではないし、ここはサリーとの共同作業、短い審査時間の中での作業だけに難しく、そのための練習もやり甲斐があるというものです。

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